2015年6月10日水曜日

入梅の候。。。




梅雨の晴れ間の青空に
心も晴れ晴れとする今日この頃です。

今年の漆器祭も、お蔭様で
無事盛況のうちに終了いたしました。

遠路はるばる足をお運び下さいました
皆様方には、心より御礼申し上げます。

朝夕の冷え込みが残る季節ではありますが
それにしましても今年は特に寒く
6月とはいえ、漆器祭の会期中は
ストーブで暖をとりつつ過ごしました。

もう少し季節が進んで暖かくなったら
蛍も元気に顔を出してくれそうです。

北原漆工房はこれから
秋の展覧会シーズンに向けて
信州籠りで制作にいそしむ夏を迎えます。


2015年5月17日日曜日

2015 木曽漆器祭 * 北原漆工房 北原久 北原進 木漆芸展 *





立夏を過ぎ、一雨ごとに鮮やかさを増す山の緑に
生き生きとした命の息吹を感じる季節となりました。

うちで猫たちと遊んでいると、ホーホケキョという
うぐいすの愛らしいさえずりが聞こえてきて、
なんとものどかで、平和な気持ちに包まれます。




さて、恒例の " 木曽漆器祭 " の時期が
今年も近づいてまいりました。

65()から7()にかけての3日間、
木曽平沢の街は、たくさんの笑顔と活気で溢れます。




北原漆工房も例年どおり、
街通りの親戚の家をお借りして
北原漆工房 北原久 北原進 木漆芸展
を開催いたします。




過ごしやすいお天気となりますよう祈りつつ、
今年も木曽漆器祭にてお会いできることを
楽しみにお待ち申し上げております。

北原漆工房 北原久 北原進 木漆芸展
2015年6月5日(金) → 6月7日(日)

場所:街どおりの歯医者さんの向かって左隣 → map





2015年5月5日火曜日

六本木 国立新美術館 * 第89回 国展 * 4月29日(水)〜5月11日(月) *




「夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉がしげり」

立春から数えて八十八日目の5月2日は“八十八夜と呼ばれ、
日本のお茶どころでは茶摘みが最盛期を迎えます。

この日に摘まれた新茶を飲むとその年は
無病息災で過ごせるという縁起物でもあります。

新芽を手で摘むというこの時期の新茶は
なんとも柔らかくまろやかで、
まるで自然からの春の贈り物のように感じられます。

さて、429(祝・水)から511()にかけて、
今年も六本木の国立新美術館にて
" 国展 " が開催されています。

北原進の出展作品 " 朱花形組鉢 "
工芸部会場に展示されています。

同期間中、国立新美術館では"ルーブル美術館展"
"マグリット展"も開催されており、
充実した時間を過ごすことができます。

また55(祝・火)から、鎌倉の吉野邸では
北原進の作品、約40点が展示されています。

こちらの会期は10()まで。

55~7日は北原進が吉野邸におりますので
 お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。


吉野邸 鎌倉市小町2-18-9 map


2015年4月4日土曜日

北原久 漆芸展 * ギャラリー十三夜 大阪 * 4月17日(金)〜26日(日) *



冷たく透明な空気の中で
凛とした輝きを放っていた月が
なんとも柔らかな光をまとう季節となりました。

本日、松本城では開花宣言が出されました。

残雪のアルプスを背に咲き誇る桜の清らかさに
いつもよりだいぶ早くやってきた春を感じて
なんだかご褒美をもらったみたいに嬉しくなります。

今年、北原久は 漆芸 60周年 を迎えることができました。

2015年はその記念すべき年と位置づけて
全国各地にて記念展を開催させていただく
運びとなりました。

東京での記念展に続きまして、
このたびは 大阪 “ ギャラリー十三夜 ” にて
北原久 漆芸展を開催させていただきます。

 会期は417()から26()までの
10日間となります。

ぜひ皆様のご高覧をいただけましたなら幸いです。

万物が若返り、清々しく明るく美しいこの季節に
皆様とお会いできますことを心より楽しみにしております。






"  ギャラリー  十三夜   tel : 06 – 6375 – 3766
 2015年4月17()〜4月26() 11:0018:00  
531-0072  大阪市北区豊崎  5 – 1 – 15      map  "



2015年3月12日木曜日

春を摘みに、光の中へ。




柔らかな日差しに誘われて、
思わず日向を選んで歩きたくなります。

寒い日が戻ってくることがあっても、
見上げた空の青さは、日に日に鮮やかさを増し、
耳を澄ませば、どこからともなく
雪解けの音が聴こえてきます。

春はすぐそこ。

今から1200年ほど前に
“ 君がため 春の野に出でて 若菜摘む
   我が衣手に 雪は降りつつ “
と詠んだのは、若き日の光孝天皇。

昔から日本では、新春に食べる若菜は邪を払い、
病気を退けて長生きできると考えられていて、
1月7日に七草粥をいただく習慣も
そこからきているそうです。

大切な人の健康と長寿を願って、
まだ寒さの残る、雪舞う春の野に出て若菜を摘む
その優しさに想いをはせながら、
食卓で一足早く春を彩る
山野草を摘みに出かけてみませんか?

さて、先日の 京王百貨店 新宿店での
北原久 60周年記念となります展覧会も
おかげさまで無事盛況のうちに終了いたしました。

わざわざ足をお運びくださいました皆様には
心より感謝申し上げます。

次回の北原漆工房展覧会は、4月の大阪にて
北原久 漆芸展を開催いたします。

詳細は後日あらためてお知らせいたしますので、
ぜひ楽しみにお待ちいただければ幸いです。


2015年2月15日日曜日

2015 東京 〜 北原久 60周年記念 漆芸展 〜



京王百貨店 新宿店 京王ギャラリーにて開催中の
父、北原久の個展も、今日で中日を迎えました。

16歳で漆に魅せられて以来、
裸一貫で漆職人として丁稚に入り、20代半ばで独立。

職人として堅実に仕事を積み重ねる中で
京都 金閣寺の昭和大修復の主任という大きな仕事も経験しました。

そして、蒔絵や彫漆、堆朱、蒟醤といった技法を独学で習得し、
それらの技術を組み合わせた独自の技法を駆使して
今なお現役で、精力的に制作に打ち込んでいます。

これもひとえに、これまで支えてくださった皆様のお陰と、
深く感謝しております。

今回の個展では" 北原久 漆芸 60周年記念 " の図録を
会場にて お渡ししております。

お近くにお越しの際には、
ぜひ新宿 京王百貨店 京王ギャラリーにお立ち寄りくださいませ。


"  北原久  漆芸展 2015212()218()
京王百貨店 新宿店 6階 京王ギャラリー
10:00 - 20:00 *最終日は 16:00 閉場 )  "

2015年1月15日木曜日

北原久 漆芸展 * 京王百貨店 新宿店 * 2月12日(木)〜18日(水)




窓から見える雪景色の眩しさに、
春に向かって、日に日に元気になる
おひさまの気配を感じて嬉しくなります。

一年で最も寒いこの時期こそ
巡り来る春を迎えるために
しっかりと根をはる時なのかもしれませんね。

寒さに耐えながら年輪を重ねてゆく木々のように
60年という年月を、漆芸一筋に歩んできた
北原久の " 60周年記念 " となる展覧会を
このたび、京王百貨店 新宿店 にて
開催させていただく運びとなりました。

会期中は北原久、北原進が在廊いたしておりますので、
お近くにお越しの際にはぜひお立ち寄りください。

今回の展覧会では、完成したばかりの
「北原久 漆芸 60周年記念」図録もお配り致しますので、
ぜひお楽しみにお越しくださいませ。

また、2月6日発売のLEE(集英社) 3月号では
" 北原進の梅皿 "を素敵にご紹介いただいていますので、
こちらもご覧いただけますと幸いです。


"  北原久  漆芸展 2015212()218()
京王百貨店 新宿店 6階 京王ギャラリー
10:00 - 20:00 ( *最終日は 16:00 閉場 )  "








2014年12月23日火曜日

2014年の終わりに。。。




冬至を過ぎ、これからは次第に
昼の時間が長くなることを思うと
なんだか明るい気持ちになります。

特に今年は19年に1度の『朔旦冬至』。
太陽と月とが同時に復活する
とてもおめでたい日です。

光溢れる新たな年を迎える準備をしながら
最後の一枚となったカレンダーにふと目をとめれば、
お世話になった方々の顔が浮かび、
感謝の気持ちでいっぱいになります。

2014年も残すところ後わずかとなりました。
この時期の山の木々は幹と枝だけになり、
飾らないほんとうの強さのような
真っ直ぐな魅力をたたえています。

冬至は「陰」から「陽」へと運気が上向く区切りの日。
その力を借りて、飾らず、見栄を張らず、
春に向けて力を蓄える木々のように
薄皮を重ねるような努力を続けながら
新しい年もまた進みたいと思っております。

本年中に賜りましたご厚情に心より感謝いたしますとともに、
来年も北原漆工房をどうぞよろしくお願い申しあげます。



2014年11月22日土曜日

北原進 木漆芸展 * 広島 福屋八丁堀本店 * 12月4日(木)〜10日(水) *




冬の早い、この地域では
数日前にはもう、雪が降り始めました。

それもそのはず。
今日は二十四節気の小雪。
そろそろ冬支度を始める頃ですね。

寒くなる季節にこそ活躍する木の器たち。

124()からは
広島の福屋八丁堀本店 ギャラリー101にて
北原進 木漆芸展が開催されます。

お正月にふさわしい器を中心に
小家具、そして厨子にいたる
北原進の世界を展開いたします。

また、賛助出品として
父、北原久の作品も
いくつか展示いたします。

会期は1210()まで。

会期中は在廊いたしておりますので、
お近くにお越しの際にはぜひお立ち寄りください。



"  北原進  木漆芸展 

広島 八丁堀福屋本店 7階ギャラリー101
2014124()1210()
10:00 - 19:30 ( *最終日 - 17:00 )  "