2014年12月23日火曜日

2014年の終わりに。。。




冬至を過ぎ、これからは次第に
昼の時間が長くなることを思うと
なんだか明るい気持ちになります。

特に今年は19年に1度の『朔旦冬至』。
太陽と月とが同時に復活する
とてもおめでたい日です。

光溢れる新たな年を迎える準備をしながら
最後の一枚となったカレンダーにふと目をとめれば、
お世話になった方々の顔が浮かび、
感謝の気持ちでいっぱいになります。

2014年も残すところ後わずかとなりました。
この時期の山の木々は幹と枝だけになり、
飾らないほんとうの強さのような
真っ直ぐな魅力をたたえています。

冬至は「陰」から「陽」へと運気が上向く区切りの日。
その力を借りて、飾らず、見栄を張らず、
春に向けて力を蓄える木々のように
薄皮を重ねるような努力を続けながら
新しい年もまた進みたいと思っております。

本年中に賜りましたご厚情に心より感謝いたしますとともに、
来年も北原漆工房をどうぞよろしくお願い申しあげます。