2013年2月16日土曜日

北原久 漆芸展 のお知らせ 〜 京王百貨店 新宿店 6階 京王ギャラリー 〜



 

2月14日(木)より" 京王百貨店 新宿店 6階 京王ギャラリー  "  にて " 北原久 漆芸展 " を開催中です。

松本に生まれた父、久は16歳の時に友人に誘われて訪れた木曽平沢で漆に魅せられて以来、漆工一筋に58年の道のりを歩んでまいりました。

職人として誠実な仕事を積み上げてきた中で、1986年から1987年にかけて行われた京都金閣寺の昭和大修復の際には、漆工部主任を務めさせていただきました。その様子はNHKの " プロジェクトX 挑戦者たち 金閣再建 黄金天井に挑む " で放映されましたので、ご覧になられた方もいらっしゃるかもしれません。

父は塗りの職人としての仕事をしながらも、堆朱彫や彫漆に螺鈿、蒟醤、蒔絵などのさまざまな技法を独学で身に付けて自らの作品を作り始めました。そして今ではそれらのさまざまな技法を駆使した独自のやり方で、独創性に富んだ作品作りをしています。

作品を飾る技法としては彫漆を得意としており、棗や茶箱、文庫などに花や木などの自然のものをモチーフとしたデザインを施しています。また香合などは堆朱彫の技法により、漆を何層にも重ねて作った漆の板から形を掘り出して作ります。

漆工の作業はさまざまな工程からなり、その工程ごとに分業化されているのが通常ですが、父は下地から上塗り、そして加飾までの全行程を自らの手で行い、堅牢で美しい作品を仕上げています。

華やかな作品をはじめとして根来仕上げのシンプルな作品まで、多彩な作品作りをしています。

今回の作品展では茶道具をはじめとして椀や皿、鉢などの生活の器や厨子、箱物、棚などの家具まで、様々な作品を120点ほど出展いたしております。

ぜひ御高覧いただければ幸いです。




"   北原 久  漆芸展
2013年2月14日(木)〜2月20日(水)  10:00−20:00 ( 最終日 16:00閉場 )
京王百貨店 新宿店 6階 京王ギャラリー     "

2012年11月19日月曜日

満天の星に願いを・・・




11月17日に今年も無事に進の誕生日を迎えることができました。
今年の誕生日は白馬に滞在してのんびりと温泉につかり、鋭気を養ってきました。
白馬はうちから2時間くらいですが、季節は一歩先を行っていて、すでにオープンしたスキー場もいくつかありました。
高校生の頃の進はスキーをしによく白馬に通っていましたが、最近ではもっぱら家から15分か20分くらいのところにある木曽のスキー場に行っています。

数日前の木曽では冴え渡る透明な空気の中で、満天の星空と天の川を見ることができました。
しし座流星群は今が見頃らしいですが、みなさんはもうご覧になりましたか?
流れ星が消える前に願い事をすると叶うっていいますよね。

どうかみなさんのもとに、たくさんの幸せが巡ってきますように。


Thank you for the birthday messages! It's truly heartwarming.
The best viewing for this year's Leonid meteor shower was several hours before dawn on November 17.

Did you see that?
In Japan, we say that if you wish upon a shooting star before it disappears, what you wish for can be realized.
I wish you all the best. :)

2012年11月14日水曜日

奈良井宿 そぞろ歩き



奈良井宿の歴史的街並



木曽はおおよそ香川県と同じくらいの広さがあり、そのうち93%ほどが森林でしめられている自然豊かな地域です。
そして江戸時代の五街道のひとつである中山道沿いに発達した、貴重な文化遺産が多く残っている地域でもあります。
中山道は東海道と同様に江戸と京都を結ぶ街道として古くは " 木曽路 " とも呼ばれ、67箇所の宿場町がありました。そしてそのうちの11宿が現在の木曽に位置しています。

" ギャラリーいさら " での個展と、" 工藝 藍學舎 " にて開催の「第10回北杜工藝展」が無事に終了し、ほっと一息。
とはいえすぐ来週には次の作品展がひかえているので遠出はやめて、近場の奈良井宿に散策に行ってきました。

奈良井宿は木曽路11宿の江戸側から2番目。11宿の中では最も標高が高いところに位置しています。
当時の奈良井宿は多くの旅人で栄え、その繁盛ぶりは「奈良井千軒」ともいわれた賑やかな宿場町でした。
国の重要伝統的建造物群保存地区として当時の町並みが保存されており、NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」の舞台にもなったところです。




気持ちの良いひんやりとした風を感じながら歩いていると、いたるところに素敵な秋がひっそりと息づいていました。






途中、観光案内所へ。こちらも何とも言えない風情がありますね。
小さな入り口の戸をおそるおそる開けてちょっとのぞいてみると・・・誰もいません。
スローな時間が流れています。



奈良井宿の観光案内所



そして、江戸時代に塗櫛問屋として栄えた中村屋さんの建物 " 中村邸 " へ。
NHK朝の連続ドラマ「おひさま」では、飴屋さんとして登場していました。






中村邸は180年ほど前に建てられた、国の選定重要伝統的建造物群のなかの代表的な民家で、現在は一般公開されています。
実はこの建物の外観にも、当時の工匠たちのすぐれた技とその造形美をみつけることができるんですね。

この建物を見てまず目につくのは、京都の町家風の格子と、独特な形態をした鎧庇(よろいひさし)です。
板を重ねて波形に反らせたこの鎧庇は、全国的にみてもここ奈良井宿だけのものです。
広い板が横にいくつか並べてあり、その上に並んでいる板をおさえる桟木を猿頭といい、百数十年もの風雪に耐えてそこにいる何匹もの猿が、なんだか今にも飛び出してきそうです。
さらにその鎧庇をつるす金具の曲線の美しさにも、江戸の工匠たちの技と美を見ることができ圧倒されます。

ただしその構造は、盗賊が忍びこもうと上れば庇もろとも下に落ちる仕掛けになっているそうで、うっかりベランダに出る感覚で外に出るとたいへんなことになるのでご注意を。(だれも出る人はいないと思いますが・・・。)
当時の人々の生活の知恵、そしてそれが具現化された用と美に魅了された奈良井宿そぞろ歩きでした。





車でほんの数分の隣町とはいえ、いつでも行けると思うとなかなか出かける機会のなかった奈良井宿ですが、ゆったり歩いてみるといろいろな発見がありました。

ほんの数日前に綺麗な紅葉を眺めながらほっと一息ついたところですが、今日はこの地域には初雪が降り、突然冬がやってきました。

寒さの厳しい地域ですが、スキーが大好きなわたしにとってはシーズン到来!といった感じです。


うちの窓から見た初雪。


2012年11月11日日曜日

作品展を終えて 〜 ギャラリーいさら 〜






“ギャラリーいさら” での個展を、おかげさまで昨日無事に終了することができました。
 ご来場くださいました皆様、またいつも気にかけてくださっている皆様、ほんとうにありがとうございます。

個展会期中には東京の木々が少しずつ色づいてゆく様子を楽しむこともできました。木曽の紅葉は今真っ盛りといった感じです。

四季を通じて美しい信州ですが、今年の紅葉はまた格別です。

会期中に東京からうちの工房にドライブしてきてくださったお客様も、今年の信州の紅葉は特別美しいと感動しておられました。

いくつもの嬉しい出会いにも恵まれ、感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました。


2012年10月30日火曜日

作品展のお知らせ 〜 ギャラリー いさら 〜










11月3日(土)から11月10日(土)まで、恵比寿の "ギャラリーいさら" にて作品展を開催いたします。

日々の暮らしの器や花器、そしてジュエリーボックスに整理小箪笥、丸テーブルといった小家具や厨子など、
さまざまな作品を展示いたします。

ぜひ御高覧ください。


" 北原進 木漆芸展  
2012年11月3日(土)〜10日(土) 12:00〜19:00 (最終日 16:00)
在廊日 11月3日(土)、4日(日)、10日(土)
ギャラリーいさら 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-26-19  カラコル5 - 1F
TEL&FAX 03-3446-8878(会期中)          http://ameblo.jp/g-isara/    "




2012年10月29日月曜日

日々精進


北原 久  


週末にうちの工房を遠路はるばる訪ねてくださった素敵なご夫妻。
北原久のお重を以前に雑誌や本で見て、いつか工房を訪れたいとずっと思ってくださっていたそうです。
ありがたいことです。あたたかな心のエネルギーをいただきました。

こちらのページトップの『雛の日の木曾漆器』の特集に掲載されているお重です。

ちなみに下の方には、進のお椀と梅皿も掲載されています。
http://books.bunka.ac.jp/itomasako/1003.html


おかげさまで父は70歳を過ぎてもとても元気で、来年の "
京王百貨店新宿店 美術画廊" での個展にむけて
日々忙しくしています。

そして今週末(11/3)からは 恵比寿の "ギャラリーいさら" にて " 北原進 木漆芸展 "を開催します。


同じく11/3(土)から宮城の "工藝 藍學舎" にて開催の「第10回北杜工藝展」にも参加させていただきます。

今年も残すところあと2ヶ月ちょっと。
皆様にお喜びいただけますよう、日々精進に励んでいます。


2012年9月26日水曜日

作品展のお知らせ 〜 近鉄百貨店 奈良店 5F 美術 〜








9月27日(木)から10月3日(水)まで、近鉄百貨店 奈良店 にて作品展を開催中です。

今回は近鉄百貨店 奈良店での2年ぶりの作品展となります。
会期中は在廊いたしておりますので、どうぞお気軽に声をかけてください。

日々の暮らしの器や花器、そしてジュエリーボックスに整理小箪笥、丸テーブルといった小家具や厨子など、さまざまな作品を展示いたしております。

ぜひ御高覧ください。


" 2012年 9月 27日 (木) 〜 10月3日 (水)
      近 鉄 百 貨 店  奈 良 店  5F  美術 "

2012年9月24日月曜日

木曾平沢の竹祭り






今年も9月23日、24日の二日間、木曾平沢にて竹祭りが開催されています。竹祭りはこの地域で419年前から続いている祭りで、竹に水をつけて大きな火事を消したという史実に由来しています。

夜にはこの地域の諏訪神社や町通りに800個もの漆桶と竹の行灯が並び、なんともいえない幻想的な雰囲気に町全体が包まれます。

27日からの奈良近鉄での作品展にむけて忙しいなかではありますが、昨夜はこの竹祭りに行ってきました。

進が生まれ育ったこの木曾平沢という町は、漆器産業を生業とする人々が集住する全国でも珍しい地域です。

漆工という伝統工芸の職人町としては日本で唯一、「国の重要伝統的建造物群保存地区」に選定されており、伝統的な町並みの整備が進んでいます。

素敵な演出をなさっているお宅ですね。


その町並みは中山道にそって南北に細長く走り、江戸時代の出梁造の建造物に加えて、大正時代から戦前にかけての建物、また戦後の建物など各時代の特徴的な建物が併存しています。

木曾漆器は江戸時代以前には産地として成立していましたが、明治初期に地区内で「錆土」という下地材が発見されたことにより本堅地漆器の制作が可能となりました。この発見により木曾漆器は大きく発展し、昭和50年(1975年)には国の伝統的工芸品として指定されています。


2012年8月26日日曜日

A Lovely Place To Be




A kitten of five months came to my life on the 28th of July in 2012. The first time I saw her, she was only 900 grams in weight because she has been sick. Now she got well, and grew to be a 
tomboyish girl. I hope this place is lovely for her. :)


2012年8月23日木曜日

ほっと一息 * うるみ *



1年以上前から準備をしてきた東京都美術館での大規模な展覧会を終えて、ほっと一息ついています。

今日は我が家の新メンバーのご紹介です。
北原潤(うるみ) 3月3日生まれのアビシニアンの女の子です。
うちにやってきたときは病気で、生後5ヶ月にもかかわらず体重が 900g しかありませんでした。
心配で夜も眠れないくらいでしたが、1週間でみるみる回復して体重は1.4kgとなり、それから2週間たった今では2kgほどになりました。(といってもメタボではありません)
元気でしあわせにすくすくと育ってほしいと、ただそれだけを願っています。

潤という名前は漆の潤色からもらいました。朱と黒の間の微妙な色味です。
北原の作品ですと、こちらのジュエリーボックスの色がその潤色です。