比較的落ち着いた天候のなか、
今年の漆器祭も無事に終わりをむかえました。
各地で発生した集中豪雨のなか、
たいへんな思いをされながらも
遠方よりお出かけくださいました皆様方には、
心より御礼申し上げます。
こちらでは漆器祭が終わると、
今度は蛍の季節がやってきます。
昨日は片付けを終えたあと、
蛍を見に行ってきました。
今年は例年よりも早いのか、
すでにたくさんの蛍が乱舞していました。
日本には約40種類もの蛍がいるそうですが、
光を放つのはゲンジボタルやヘイケボタルなどの
わずか数種類だけ。。。
写真の作品は、父、北原久の ” 彫漆ツユ草平棗 ” 。
秋の季語である露草(ツユクサ)は
実は蛍が出てくる、この頃から咲き始めます。
昔、蛍籠にいっしょに露草を入れていたことから
露草は別名を蛍草ともいうそうです。
自然のなかで季節のうつろいを感じて心潤し、
また次なる1歩を踏み出す元気をもらったような
そんな気がします。