　木漆工芸　北原進 : 第２回都美セレクション展『想い、巡る。』　＊東京都美術館＊

1966年長野県木曽（旧楢川村）生まれ。漆と木地(木工)の仕事をしていた祖父から、幼少時に "ものづくり" の楽しさを教わる。そして堆朱彫りや彫漆に螺鈿、蒟醤、蒔絵などのさまざまな技法を独学で身につけて多彩で独創性に富んだ作品づくりをした父、北原久の背中を見ながら成長するなかで、自然と木漆芸 (木工芸と漆芸) の道を志すようになる。高校卒業後に木工家具作りの修行をし、後に父である北原久の元で漆塗りの仕事をはじめる。1986年から 1987年にかけて行われた京都金閣寺の昭和大修復の際に漆工部主任を務めた父と共に、金閣寺の修理に携わる。現在では挽物(ろくろ)、指物、刳物といった木地(木工)の仕事から漆の仕上げまでの全行程を一貫して自分の手で行い、自らデザインした作品をかたちにするという独自のスタイルで制作をしている。

国画会会員

2013年10月30日水曜日

第２回都美セレクション展 『想い、巡る。』 ＊ 東京都美術館 ＊

第２回都美セレクション展『想い、巡る。』　＊東京都美術館＊