2013年8月17日土曜日

木工のしごと場


北原進 は 木地づくり(木工) から漆の仕上げまで一貫して自分の手で
行っているため、木地づくりのしごと場と漆工のしごと場を
それぞれ作業しやすいように整えています。

今日は木工のしごと場を少しご紹介します。


 
 さまざまな木工の道具がところ狭しと並んでいます。


 
 木工のしごとは細かい木屑の埃がたくさんでます。作業をしている
 進の横で木屑をかぶっているこのラジカセは、30年以上も前
 のものですがまだまだ現役です。
 ここから流れてくるラジオにひとりツッコミをいれたりしながら、
 しごとをしています。


 
 奥に立てかけてあるのは木地作りに使う材木です。
 このほかにもまだまだたくさんあります。


 
 ここは刃物を研ぐ水場。たくさんの砥石がおいてあります。


 
 しごと場の出入り口。もともとは 父である北原久 が手作りし、後に進が
 手直しをしながら現在にいたっています。うちの工房は進が生まれた年に
 父が建てたもので、進と同じ46歳です。木曽は信州のなかでも春が
 やってくるのがおそい地域で、5月半ばくらいまで桜が咲いています。
 その季節になると、こんなふうに工房の中にも花びらが入ってきたりします。