2014年4月29日火曜日

第88回国展 国立新美術館





2014年5月1日(木)より、東京都港区六本木の国立新美術館にて
第88回国展が開催されます。

この度の国展では、北原進が会員推挙となり
出展作品は東京展に続いて
5月27日(火)からの名古屋展(愛知県美術館ギャラリー)、
6月10日(火)からの大阪展(大阪市立美術館)と巡回いたします。

ぜひご御高覧いただけましたら幸いです。



第88回国展
会場: 国立新美術館 (東京都港区六本木7-22-2)
会期: 2014年5月1日(木)〜12日(月) * 5月7日(水)  休館 
開館時間: 10:00〜18:00 *5月2日(金)・9(金)は20:00まで / 最終日は14:00まで
料金: 一般1000円 * 5月6日(火)は無料 / 大学生以下、障害者手帖をお持ちの方および付き添い1名まで無料

巡回展
名古屋展: 2014年5月27日(火) 〜 6月1日(日) 愛知県美術館ギャラリー
大阪展 : 2014年6月10日(火) 〜 15日(日) 大阪市立美術館






2014年4月20日日曜日

北原進の飯椀 〜 新ごぼうの季節です 〜





春の遅いこの地域でも、コブシに梅、そして桜の花が
ほころび始め、ようやく春らしい景色となりました。

長くて厳しい木曽の冬ですが、
春になり山が日に日に鮮やかに色づいてゆく様子は
まるで世界が一斉に命を吹き返すようで
春を迎える喜びもひとしおです。

先日、お店の地場野菜コーナーに並んだ、穫れたての春野菜の中に
いかにもおいしそうな、新ごぼうを見つけました。

薬草として大陸から伝来したごぼうには、豊富な食物繊維が含まれ
カリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルも豊富で、
さらには血糖値を改善する働きもあるそう。

さっそく買って帰って、この時期ならではの
“新ごぼうの牛しぐれご飯を作りました。

炒めた新ごぼうと牛肉に生姜と水を加えてアクを抜き、
砂糖とみりん、しょうゆで味をつけて煮詰めるだけ。
それを炊きたてのご飯に混ぜれば、
柔らかくて上品なごぼうの良い香りのする
“新ごぼうの牛しぐれご飯の出来上がりです。

この丸みをおびた、ぽってりとしたフォルムの飯椀は
北原進の手によるもので、口当たりもちょうど良く
手のひらにとてもよくなじみます。

そしてこのお椀に添えられたお箸は、父である北原久が
わたしたち息子夫婦のために作ってくれたもので、
なんとも愛らしく、ほっこりとした民芸のぬくもりが感じられます。

大切な人と過ごす何気ない日常にこそ映える
気負わず、使いやすく、そして美しい器たち。

四季を感じる美味しさを、豊かに味わいながら暮らすこと。。。
それは一見当たり前のようで、
実はかけがえのないものなのかもしれませんね。