2016年9月28日水曜日

木漆芸 北原進 * 大阪 ギャラリー 十三夜 * 10/15(土) → 10/23(日)






秋晴れの空に揺れるコスモスが
ひんやりとした風を運んでくれる季節となりました。

近くの道の駅に並ぶたくさんの
松茸や栗、ぶどう達を見ていると
ご褒美をたくさん貰ったような気がして
なんだかとても嬉しくなります。

秋は実りの季節なのですね。

さて、1015日(土)より
大阪の " ギャラリー十三夜 " にて
北原進の個展が開催される運びとなりました。

ギャラリー十三夜の浅井さんには
父の図録を作って頂いたり
父子展を開催させて頂いたりと
これまで大変お世話になってきました。

長いお付き合いなので
なんだか意外な気がしますが
北原進としては 今回が
ギャラリー十三夜での
初めての個展となります。

厨子、箱物、器、花入等
80点の作品を出展いたします。

空高く空気が澄み
月の美しいこの季節に
皆様とお会いできますことを
心より楽しみにしております。

10月15日(土)、16日(日)、17日(月)、23日(日)は
北原進が在廊いたしております。

お近くにお越しの際には
ぜひお立ち寄りくださいませ。



" 木漆芸 北原進
20161015()23()
在廊日:15日(土)、16日(日)、17日(月)、23日(日)
大阪 ギャラリー 十三夜 (11:00-18:00)
大阪市北区豊崎 5 – 1 - 15 (会期中無休) map
地下鉄御堂筋線中津駅1番出口から東へ徒歩5分  "







2016年6月11日土曜日

勿忘草




父の作品を見まわすと、花などの
身の回りの自然をモチーフにしたものが
多いことに気付きます。

うちの工房裏には季節折々の花が咲き
目を楽しませてくれます。

全て父が長年かけて育てた花たちです。

父はこの木曽の地で62年間
漆の仕事をやってきました。

自然が好きで
春の山菜採りから秋のキノコ狩りまで
いつも山々を巡っていました。

おそらくそのなかで
作品のモチーフになるものを
探していたのかもしれません。

父を代表する作品のなかに
水の流れのなかに勿忘草(わすれな草)を
型どったものがあります。

文庫や茶箱、棗などに描かれる勿忘草は
可愛らしく繊細に表現されています。

数々の技法を駆使して
長い時間をかけて制作された作品です。

若い頃はたくさんの仲間のなかで
漆の腕を磨き
技術を習得したようです。

父の時代はお互いに競うように仕事をして
また、寝る間も惜しんで遊んでいたそうです。

父はどれも一番に頑張っていたとか。。。

私もこの先
父に負けない作品制作を
頑張ってゆきたいと思います。

木曽では若葉が映え
勿忘草の咲く美しい季節を迎えています。

今年の花の美しさは一生忘れないでしょう。

                             北原進







2016年5月5日木曜日

2016 木曽平沢諏訪神社 式年御柱祭


申年の今年は、7年に1度の
諏訪大社の御柱祭の年です。

木曽平沢の諏訪神社でも
5月3日と4日の2日間にわたり
式年御柱祭大祭が執り行われました。

前夜には盛大な打ち上げ花火があがり
心配されていたお天気にも恵まれて
生き生きと盛大、かつ厳かな
式典となりました。